もうすぐ15歳を迎える老犬もみの体調が悪くなって4日目。
かかりつけの動物病院での診断では、もうかなり悪い状態で何かできる状態ではないとのことでした。
ただ、病院の翌日になんとか食べれるものを探そうと思い立って
あらゆるものをもみのところに用意したところ、食べたいと思うものがあることがわかりました。
獣医さんの言葉で諦め掛けていた私ですが、
ここで私が諦めてどうすんねん!と思い立ち、セカンドオピニオンを決意しました。
同じ診断結果であっても、少しでも穏やかに過ごす方法や何か手立てがあるかもしれない。
と、期待を持たないようにしながらも病院を検索しました。
口コミを頼りに動物病院探し
あまり大きな病気にかかったことのない3匹なので、大きな動物病院も知らない私たち。
ネットで検索しまくりました。
そこで、「CTがある」「腫瘍専門の先生がいる」「血液に詳しい先生がいる」というところを重点的に
口コミを頼りに探し、高速を使えばもみの負担も少ない時間で行ける場所の病院を見つけました。
その日は腫瘍科の先生はいらっしゃらなかったのですが、受付の方から「重篤な可能性もあるのでできるだけ早く来院していただいた方が良いです。もし、腫瘍関連なのであれば専門の担当医と連携して対応します」と、とても心強い言葉をいただきました。
診断の結果、二次性免疫介在性溶血性貧血(IMHA)の可能性あり
事前に電話で相談をしていたので受付はとてもスムーズでした。
担当していただいたのがたまたま血液を得意としている獣医さんで、これがまた功をそうしたように思っています。
私たちは、前回の診断で「腫瘍が悪さをしている」と思い込んでいたので
腫瘍が取れたらいいなという感覚で、その前に治療すべき場所があるとは思っていませんでした。
かかりつけの動物病院からいただいた検査結果をお渡し、さらに血液検査をしていただきました。
その結果から、とても細かく説明をしてくださいました。
私が覚えている限りでは…
・血液検査の結果、貧血が進行している(中度の貧血)
・肝臓の数値もよろしくないが、良くある結果とはちょっと違う数値をしている
・おそらく腎不全を併発していると思われる
・先生が見る限り、肩の塊は脂肪腫。ただ、詳しく検査していないので確定はできない
・貧血なのは間違いないが、これは出血性ではなく溶血性である
・溶血性の貧血にも種類があり、例えば、タマネギやネギなどを食べてしまったなどの場合もあるし、
他の病気のせいで自分で自分の赤血球を攻撃してしまう場合は二次性ということになる。
・ただ、普通の溶血性貧血であれば、肝臓の数値が悪くなることはないので何かしら併発している可能性があるので
治療は慎重に行う必要がある
私たちの回答からおそらく体にあるどちらかの腫瘍が原因の二次性であろうということでした。
そして、エコーや生体検査などを行い、他に腫瘍がなさそうということも確認していただきました。
本当に溶血性貧血かどうか(自分で自分の赤血球を攻撃しているかどうか)を検査するクームステストをすることに。
これは病院内ではなく外部に依頼するとのことで2日ほど時間がかかるということでした。
不安でいっぱいの私は、どういう状態になった時は緊急で来院した方が良いのかと確認したところ
・下痢、嘔吐が激しい
・2日間何も食べない
という2点でした。
個人的には、目に見えて苦しそうな息切れのことを心配していましたが
貧血でも息切れするのと、どこかに痛みがあっても息切れが起こるので様子を見ることに。
・食べ物は食べれるものをあげてOK
・散歩は行きたがれば行ってOK
・水は飲みたがるままに飲ませてOK
(腎不全は老廃物を尿に含ませることができにくくなるため尿の量が増える。
尿をたくさん出さないと老廃物を出せないので、たくさんでる。尿がでるから喉が渇くので、飲みたいだけ飲んで良い)
確実な診断ではない状態なので、ちょっと少なめに薬を調整
溶血性貧血と診断された場合は、ステロイドでの治療を始めるとのことでした。
ただ、肝臓の数値も良くないことから安易に始めるのは良くないということで、
本来の半分の量で検査結果を待つことになりました。
兎にも角にも、まずは貧血の治療が最優先。
ということで、この日はステロイドを処方していただいて帰宅しました。
久しぶりの高速でもみも疲れておりました。
体調が悪いところに申し訳ない気持ちもありましたが、頑張ってもらいました。
体調不良から5日目の様子
ステロイドは1日のみ飲んだ(かかりつけ医でもらったもの)のみの状態です。
・食欲あり(ウェットならばくばく食べる)
・軽度の下痢(急にウェットフードに変えたことが原因と判断)
・息が荒い(息切れ、口呼吸)
深夜帯に息が荒くなることが多く、急に静かになったりする(多分熟睡した)と心配で寝れない日がありました
覚悟はしているつもりですが、自分たちが寝ている間に逝ってしまわないようにしたくて…
・多飲多尿(血尿なし)
・散歩は行きたがらない
・元気そうなタイミングもある
とにかく、食べれなくて衰弱ということだけは避けることができそうでホッとしていました。
次回、クームステストの結果と治療法、息切れの激しさに飼い主の心のしんどさについてのお話
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